finesleap / 12 flowers
「One Day Diary」の作曲/トラックメイカー”IEDA”によるソロ・プロジェクト「finesleap」
「花」をテーマに描かれたピアノ曲集「12 flowers」
嬉しいときも悲しいときも
そこに花は在るから
花は咲き誇り
さまざまな色をみせる
その彩りに名前をつけよう
TRACKLIST :
- 桜 sakura op.1
- 茉莉花 matsurika op.2
- 菫 sumire op.3
- 木蓮 mokuren op.4
- 椿 tsubaki op.5
- 花水木 hanamizuki op.6
- 金木犀 kimmokusei op.7
- 霞草 kasumiso op.8
- 睡蓮 suiren op.09
- 向日葵 himawari op.10
- 勿忘草 wasurenagusa op.11
- 秋桜 akizakura op.12
Artwork Photo : Aki Kindaichi
Link :
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只々”残す”ことに必死になっていた
花の絵ばかり描いている絵描きの友人に
その理由を聞いたことがある
「結婚式や葬式
嬉しいときも悲しいときも
そこに花は在るから」
たしかそんな言葉だった気がする
「病める時も健やかなる時も」
誓いの言葉だったり
家族だったり
そこに何かと何かを繋ぐ
絆のようなものを感じた
ピアノと向き合って
"ド"からその1オクターブ上の"ド"までの間に
「7つの白鍵と5つの黒鍵」があることを知る
レンズ越しの世界
こうあるべきという
本来の姿ではないものは
果たして"虚像"なのか
雨の駐車場
車体にあたる雨音とピアノの旋律
殻に閉じこもった感覚と
守られているようなその安心感は
咳き込んだきみの背中を撫でるように
花は咲き誇り
さまざまな色をみせる
その彩りに名前をつけよう
音楽は目に見えず
演奏されれば
たちまち消えてしまう
そこに存在したことを証明するように
名前も知らず
自分の姿を見ることもない
光の射す方へ
風の向かう方へ
星に願いを
月に想いを
忘れ去られた風景は
次来る人へとひきつがれ
いれかわりたちかわり
残響に面影がかさなる
刹那を生きるきみは
切りとることが本当に上手い
右手と左手がかすかにふれるような
そんな曲が好きだ
その意味は
きみには分かるはず
証明しよう
砂に絵を描いて
欠けた月を満たそう
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